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防災建築街区調査/氷見


1月26日ー28日の日程で、富山県氷見市中央町の防災建築街区で、名城大学都市情報学部の海道研究室と合同で調査を行いました。

 防災建築街区とは、1961年に施行された防災建築街区造成法に基づいた市街地の再開発事業のことです。この事業では、都市の効率的な不燃化と土地の高度利用を目的に、一般には複数の地権者による共同ビルが建てられました。結果、同じようなファサードが続く特徴的な町並みが形成されています。そしてこの防災建築街区は都市の中心に位置することが多く、商店の並ぶ繁華街に立地しています。

 しかし現在、このビルの老朽化が進み、また商店街もシャッターの閉まった店が増えているなどの問題を抱えています。この状況をどうにかしなければ、ということで取り組んでいる研究の一環として、今回の調査があります。海道研究室は以前よりこの研究に取り組んでおり、米澤研は今年から参加することになりました。

 そして、調査は雪が降ったと思うと陽が出て、しばらくするとまた雪が降り出すという、北陸らしい天気の中で行いました。調査は建物の実測とインタビューを行い、実測班は外と同じくらい冷えた建物の中、2日で2棟の実測を行いました。冷えた床の上での計測や、雪にまみれながらの立面測定など、なかなか厳しい環境でしたが、全員のがんばりで予定通り終えることができました。

 また、地元の商店街の方、市役所の方、関係者の方が温かく迎えて下さり、調査の便宜をいろいろとはかって下さいました。ありがとうございました。来年度も氷見での活動を予定していますので、良い成果をお返しできればと思います。

 夜は氷見の民宿に泊まり、おいしい食事も頂きました。氷見の寒ブリもおいしかったです。                                       (米)

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